１年「小さな秋見つけた」

考　察

　第８時では，どうやって秋の国とお別れするかをを相談させた。まず初めに，第６・７時で作った作品の発表会を行った。十分な時間を取ることができなかったが，時間があれば，工夫したところ大変だったところなどのエピソードなども取り入れたいところである。次に，いろいろ楽しませてもらった秋もやがて終わり，季節は次第に冬に変わっていることを押さえた後，この秋とどんな形でお別れするのかを探検隊で相談させた

　この時の，教師の示した条件は２つあった。１つは，秋のものを利用するということもう１つは，第６・７時で作ったものを利用するということだった。これらの条件により，どの探検隊もお店やさんという意見で一致したが，教師がこれらの条件を示さなければ，もっと違った形のお別れ会になったと考える。

　探検隊の中には必ずしも全員一致で，やることが決まったわけではない。中には自分の考えが通らずに泣いてしまった子供もいた。本時は時間がなかったこともあり，探検隊の意見のまとめ方がやや強引であった。もっと子供たちが十分話し合って意見をまとめていくにはどのような教師の働きかけをしたらよいかということが課題として残った小グループで全員が十分納得するための話し合いの進めさせ方に，研究の余地があると思われる。