２年「米づくり・一粒から千粒へ」

活動名　「一粒から何粒のお米ができたのか，数えよう」

ねらい　一粒の籾から何粒の米ができたのか，数える。

展　開

考　察

　第１９〜２０時は，第１８時に収穫した穂に，何粒の籾が実ったのかを数えた。籾の数を数えるだけで２時間必要であった。籾が実った数は，子供たちの予想を遥かに上回るものであった。１粒の籾から育った苗は，７月中旬までに１０〜２０本に分けつする。分けつした１本１本に穂ができ，そこに籾が実る。１本の穂には約５０〜８０粒の籾が実るので，１粒の籾からは，約千粒の籾が作られることになる。

　子供たちは実際に，籾の数を数えることによって，一粒の籾から，どれだけ多くの米が作られるかを理解したことであろう。子供たちもこれ程たくさんの米ができるとは思っておらず，驚いていた。中には余りの数に途中から数えるのがいやになってしまった子もいた。そのような子供たちには，早く数え終わった子供たちを手伝わせることにした。それは今後の活動の中で，グループごとに米を使った料理をさせたいと考えているので，このような協力を通して，グループ活動の基礎ができればよいと願ったからである。

　一粒の籾から何粒の米ができたか，の結果とその感想は一覧表にまとめた。一人一粒植えた３３粒の籾から３１９８８粒の米ができた。平均すると，一粒から９７０粒の米ができたことになる。