シリウス/ 生活


 2年「米づくり・一粒から千粒へ」

森竹高裕

苗の様子を見にいこう 



時 数  10 / 37

活動名 「苗の様子を見にいこう」

ねらい 自分たちの植えた苗がどのくらい成長したかを観察し,苗の成長について考える

 

展 開

教師の働きかけと予想される児童の現れ 子供を支える手だて
 
・自分たちの植えた苗がどのように変わったかを自由に想像させる。


・普段からよく観察している子であってほしい。  

・1本の苗の,大きさ,葉の数(分けつの様子),色
について,観察させる。 


・栽培暦を見せながら,稲は,株を増やしていく(分
けつしていく)ことを,教える。


・見たこと,したことを探検カードにまとめてほしい
 
苗は,大きくなって変身しただろうか? 
  ・変身した:苗の数、背の高さ、色が緑
  ・変身しない(植えたときのまま) 

    
苗の様子を見にいこう 
 <大きさ>  <葉の数>  <色>
  ・大きくなってる。   ・葉の数が増えてた
  ・緑が濃くなってきた ・背が高い(30Cm)
  ・葉の裏がザラザラ  ・下のは、黄緑色だ
  ・ものさしで計ろう  ・苗が3本に増えた。

苗をこんなに大きくしたのは誰だろう? 
  自然の力  → 分けつ           
   ・土 ・水 ・太陽 ・ごはん(栄養)

 
苗の様子を探検カードにまとめよう。 
  ・色が緑ぽくなって,大きくなっていたよ。 
  ・ものさしで測ったら,29Cmだったよ。 
  ・葉っぱのところに,白い線があったよ。

  → 一本しか植えなかったのに3本になっていて不思議



考 察

 第10時は,稲の観察を行った。6月上旬の田植えから約1ケ月が過ぎ,苗も段々に成長してきた。子供たちは登下校のときに苗を見かけてはいるが詳しくは観察していないと思われたので,自分たちの植えた苗を観察することにした。

 苗がどのように育ったかを考えさせたところ,「葉の数が増えた」という予想が最も多かった。実際に観察してみると,1本の苗は3本に分けつしており,背丈も35Cmになっていた。教室に戻ってから,苗を育てたものを考えた。子供からは「自然の力が苗を育てたのだ」という考えが出され,水・土・太陽・栄養が大切なものとしてあげられた。

 そこで栽培暦を見せながら,苗の成長について説明をした。今の時期に,稲は「分けつ」といって株を増やすこと,これからも,分けつはどんどんしていくことについて話して聞かせた。最後に,観察したことを探検カードにまとめた。

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