シリウス/ 生活


 2年「米づくり・一粒から千粒へ」

森竹高裕

代掻きをしよう 



時 数  6 / 37

活動名 「代掻きをしよう」

ねらい 田植えができるように,水の入った田んぼの土を掻き起こしてならす。

展 開

教師の働きかけと予想される児童の現れ 子供を支える手だて
 

・水門が開いて2日目の学区の田んぼの様子を屋上から,観察する。 

・屋上から観察する中で「自分たちの田んぼにも水が入ったのだ」という喜びを感じてほしい。

・用水路から水が次々に流れ込んでくる様子を観察させる。 

・手を使い・足を使い・体全体を使って田んぼの土を慣らす。


・代掻きをする中で,田んぼの土についていろいろな発見をしてほしい。   
 探検カード
 作文
            
 
屋上に出て田んぼの様子を見てみよう。 
  ・どこもたくさん水が入っているよ。    
  ・田んぼでブルト−ザ−が仕事をしているよ。ぼくたちの田んぼにも水が入っているよ。  
田んぼにいってみよう。 
  ・水の入口から水がどんどん入っているよ。 
  ・土のところと水のところが分かれているよ。
よいお米ができるように,土をこねたり石を拾ったりしよう 
  ・土がぐにょぐにょしている。       
  ・何か触ると気持ち悪いな。        
  ・慣れてくると面白いよ。         
  ・土の中にも深いところと浅いところがあるよ
  ・石がごろごろあって「痛いっ」ていったよ。
田んぼでおもいっきり遊びたいな。 
 


考 察

 第6時は,代掻きの活動を中心にして単元を展開した。農家の人から田んぼや畑を借りるとその準備や世話をどうしても農家の人に任せやすい。これでは,自分たちだけの力で米を作り出すという感激が減るのではないかとおもわれたので,本時は水の入った田んぼの土を掘り返す「代掻き」を行った。

 まず初めに屋上に上り,学区の田んぼの様子を観察した。水門が開いて2日目ということもあり水が既に入った田んぼ,これから水入れをする田んぼなど様々であった。子供たちが自分たちの使う田んぼにも水が入りつつあるのを見つけたので,実際に田んぼに出かけてみることにした。ここで,おいしい米ができるように土を混ぜたり・石を拾うことなどを近こ先生から聞き作業を行った。子供たちは土の感触を大変に喜び,中には体ごと水の中に入り,土を掻き混ぜる子もいた。ちょうどとなりの田んぼで作業しているコンバインをまねて「ブルト−ザ−,ブルト−ザ−」といいながら,這っていた。代掻きの後「もっと田んぼで遊びたい」という声が出たので,次の日に体育として「泥水泳」を行った。

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