２年「米づくり・一粒から千粒へ」

時　数　　4 / 37

活動名　「田植え前の田んぼの様子と苗の様子を見学しよう」


ねらい

田植えの始まる直前の田んぼの様子と苗の様子を見ることによって，田植えの準備が着々と進められていることに気づく。

展　開

考　察

　第４時は，田植え直前の田んぼの様子について見学を行った。４月始めに田んぼを見たときには，土を荒く掘り返す「田打ち」はしてあったが草は残り，まだまだ田植えの準備はしていなかった。しかし５月終わりの現在は，「掘り起こし」も終わり土が細かく砕かれて，蒔かれた籾も順調に成長し植えられるのを待っている。このような，微妙な田んぼの変化について，子供たちに気づかせたかった。

　そこで，学校裏の田んぼに連れだし，田んぼが４月の頃とどのように変わったか尋ねた。質問がぼんやりとしたものであったので，子供たちは答え辛かったようだが，土に注目させていくことにより，次第に「前は田んぼの中に草があったけれど，今はない」「土が細かくなった」「回りの草が切ってある」などに気づくことができた。しかしこの時どのような方法で土を細かくしたのか，誰がこの仕事をしたのかについては子供の中から質問が出なかったので，今後はこのような疑問？を見つける目を育てていく必要があることを感じた。

　教室に戻って，探検カードにまとめをした。子供たちは，田んぼに土がいっぱいあること・農家の人が働いていたこと・稲の苗を農家の人に分けてもらったことなどを書いていた。