１年「ようこそ秋の国へ」

時　数　11 / 11

活動名　「お客さんを招待しよう」

ねらい

家の人を「しぜんのくに」に招待し，友達と協力しながら家の人を楽しませようとする

展　開

考　察

　第１１時では，１０月９日の参観会に合わせて家の人を招待することにした。幸い多くの父母がこの招待を受け，「しぜんのくに」へ集まってくれた。子供たちは喜んで「しぜんのくに」へ連れていったが，第７時と状況が変わってしまった探検隊もみられた例としては，お花屋さんをするところがあげられる。第７時では土手に彼岸花が咲き誇っていた。しかし，第１１時ではもうすっかり彼岸花は枯れてしまっていた。そこでこの探検隊は始め何をしていいのかと惑ったようである。何しろ自分たちがやろうとしていたことができなかったからである。　しかし様子を見ていると，彼岸花を捜すのを諦め小さな黄色の花を集め出した。授業後，この探検隊に尋ねると「お花がなかったから，代わりに黄色の花を集めたよ」と返事をしてくれた。まだこの子供たちはあんなにあった彼岸花が何故こんなにも早くなくなってしまったかを認識していないと思うが，きっと彼岸花の花の期間はあっという間に過ぎてしまうことを体で感じたと思う。これが原体験となって，きっといつか，「そういえば，１年生のときこんなことがあったな」と思い起こすことだろう。その時初めて，この経験が意味のあるものになってくると思われる。