６年　　　算数

　　　比 ３　 〜同じ味のカルピスをたくさん作るには〜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 森竹　高裕

割合を２つの数の組み合わせであらわしたものが比であることが分かったあ
とに、比の便利さを感じさせる授業をおこなった。

発問１　Ｄと同じ味のカルピスを簡単にたくさん作るにはどうしたらい 　　　　いでしょうか

いろいろなやり方があげられたが、どれもカルピスと水の割合について考えたものだった。

< コップで測る >
　・まずスプーンでカルピス５０杯分、水１００杯分をはかる。そのところ
　　に印をつけたら、あとはその印をめあてに水とカルピスを入れていけば
　　いい

< 倍だけはかる >
　・一回一回５０杯をはかって入れるのは大変だから（入れ物をかえて）倍
　　だけ入れていけばいい。そうすればカルピス１００杯分、水４００杯分
　　となってたくさん作ることができる。

< ４倍の水を入れる >
　・計量カップとか使って大きさを同じにして、いつも水はカルピスの４倍
　　あればいいから、カルピスの４倍になるように水を入れてあげればいい

< １／４のカルピスを入れる >

　・水がいくらあっても、その１／４の量のカルピスがあれば同じになるか
　　ら、１／４の分だけカルピスを入れる。

このようにいくつかの方法が出てきたので、次のことについて説明をした。

説明１　５０も２００も両方とも約分したら１：４になります。同じ割 　　　　合で水とカルピスを混ぜたら味が同じになるのですね。

次に、

発問２　容器の量をかえてはいけないのですか？４杯の水を５杯にして 　　　　はいけないのですか

< いけない >
　・同じ容器で１杯ずつ入れていかなくてはいけない
　・同じ容器を使って作っていけばたくさんのカルピスを作ることができる。
　・同じ大きさのコップを使えば、５０：２００になるから。
　・１：４二すれば、あとは大きさ（容器）をかえることができる。でも割
　　合を変えちゃいけない。
　・もしカルピスの量を１／５に変えちゃうと味の濃さが変わってしまう。
　・どれも１／４だったから、１／４は変えちゃいけない。

容器の量を変えてはいけないこと、混ぜる割合を変えてはいけないことにつ
いて確認をした。