５年　　　理科 　 　　　てこのはたらき３　重りの数×支点からの距離＝？ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 森竹　高裕 　 　 　実験用てこがつりあうのは、重りの数×支点からの距離の積が等しくなるときであることを理解する授業をおこなった。 　 発問１　下の図のような天秤に釣り合わせるためには、何個のおもりを　　　　Ａにつけたらいいでしょうか？ 　 　 　子どもたちからは、次のような予想が出された。 ＜３こ＞　＜４こ＞　＜５こ＞　＜７こ＞　 　それぞれの考えの理由を聞いていくと、 ＜３こ＞　11人　 　・（おもりの数）×（中心からの距離）を見てみると、左側は１×６になっていて、右側は２×□になっている。釣り合うためには、□＝３だから、３こ必要。 ＜４こ＞　12人　 　・なんとなく。 ＜５こ＞　６人　 　・おもりをつるす位置が、２こずれただけだから。 ＜７こ＞　２人 　・（おもりの数）×（あなの数）とすると、１×７になる。この７が答え（おもりの数）になっていると思う。 　 　前回の授業の中で、（おもりの数）×（中心からの距離）の積に気づいている子が見受けられた。そこで、どんな場合でもこのことがあてはまるかを確かめてみることにした。 　 実験１　釣り合いゲームのおみせやさんを開こう。上と同じような問題　　　　を出し合ってみよう。 　 　 　本当にそうなるかどうかを、問題を出し合うことで確かめ合った。 　 　　　　（おもりの数）×（中心からの距離）が同じになるときに、て　　　　こは釣り合うのですね。この間の実験で、中心のところに重り説明１　をいくらつけても端の一つの重りと釣り合わなかったのは、　　　　　（中心からの距離）＝０になっていたからです。いくら（重り　　　　の数）を増やしてもかけ算すると０になってしまいますね。だ　　　　から、端の一つの重りと釣り合うことができなかったのです。