粉選手権の続きである。バスロマンと洗剤の粉を比べた。今回は初めから、天秤を使って重さを調べた。
| 子どもたちは思い思いの量を手元に持っていき、天秤を使って調べた。今回は粉の反対側におもり（分銅）を置き、おもり（分銅）を使ってそれぞれの粉重さを調べた後、どちらが重いかを予想した。 | |
調べ終わった後、予想を尋ねると〈バスロマン〉２人、〈同じ重さ〉１人 〈洗剤〉１人と考えが分かれた。
〈バスロマン〉２人
・どちらにも５ｇおもりをのせてみたんだけれど、そのときバスロマンは「がたん」と傾いたのに洗剤は「かたん」と傾いたから。
・バスロマンは、おもりの数字が１４で釣りあったけれど、洗剤は９で釣り合ったから。
〈洗剤〉１人
・バスロマンはサラサラしていて、粒が小さいけれど、洗剤はざらざらしていて粒が大きいから。
〈どちらも同じ重さ〉１人
・バスロマンは５の重さと同じで、洗剤は２の重さと同じだった。
実験を始める前に「このままに比べていいですか。」と尋ねると全員が「だめ」の返事。
「同じ量にしないと比べられない。」と同じ体積にそろえることにこだわった。結果は、バスロマンの圧倒的勝利であった。ずいぶんと重いのである。
第２回戦は、ザラメ砂糖ＶＳ氷砂糖である。
どちらも、粒の大きさがはっきりしている。第２回戦も一人一台天秤を使って、おもりで重さを調べた。
・氷砂糖を潰してみたい。そうすれば隙間がなくなるから。
・氷砂糖は隙間が入ってしまうからザラメの方が重いんじゃないか。
全員が〈ザラメ砂糖が重い〉と予想して実験すると〈氷砂糖〉が重くて一同びっくりであった。この理由について考えてみると
・氷砂糖は隙間が空いているけれど、その分粒が大きくて重いと思う。
・氷砂糖とザラメは材料が違うし、大きさも違うから。
| といったように体質や密度の考え方につながる思考をした。子どもたちのすばらしさを感じた。 |  |