太陽の動きとかげの動き１

影踏み遊びをしよう

森竹高裕

　新しい単元の学習に入った。ここでは太陽によって影ができること、日なたと日かげの違いについて学ぶ。教科書の写真を見ていると影踏みのイラストがあった。

私たちも影踏み遊びをしましょう。

もちろん子どもたちは大賛成。早速外へ出かけた。１回目はナイター照明とバックネットの影があることであるコートである。逃げられる範囲をあらかじめ白い線で囲った影を踏まれたらオニ交代である。私も入って５人で盛り上がった。十分遊んだところで

影踏み遊びをやって思ったこと、気づいたこと。

　・影踏みをやって体の向きによって影ができる場所が違ってきたので、オニは捕まえるのが大変だなと思いました。
　・影を踏むのは大変だった。ラインギリギリに立たれると影が踏めないから。
　・影踏みをやって日なたでやると影が出てくるけれど日かげでやると影が出てこない。
　・日がちょっとしか差していないと影が薄くてよく見えなかった。

　このように子どもたちは様々な気づきをした。日かげに入ると影ができないこと、太陽の光が弱いと影が薄いこと、ライン際に立たれると影を踏めないことなど学習内容に関係することが出された。

　そこでもう一回広々としたところで影踏みをやった後、ラインについて取り上げた。

影を踏むことができないラインが２本あったのはなぜだろう。

　４本のラインのうち、２本のライン際に立つと影を踏むことができない。鬼からは「ずるい、ずるい。」の声が噴出し、この場所は禁止となった。

太陽が差している方角はラインに立っていると影がラインから出てしまうので太陽が関係しているのではないかと思います。
同じ線でも太陽の向きが違ったりするからラインから出てしまう。
太陽の光の向きによって影がている場所、出ない場所がある。太陽の前は影がラインから出る。
太陽がラインの斜め上にあると影が外に出てしまう。影が出てしまう。ラインに太陽が向いていると、その後ろのラインは中に影ができる。

　子どもたちは影と太陽は、関係があると考えたようだ。

影ができる向きは太陽とどんな決まりがあるのだろうか。

　・太陽のちょうど反対側に影ができる。

　太陽の反対側に影ができることをしてきたので、本当にそうなのか、外に出て確かめた。

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