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夏は体にまとわりついて離れなかった風が、この頃は体をスッとすり抜けるようになりました。風が秋の訪れを教えてくれます。言葉はなくとも私たちに伝わる声があります。
子どももじっと見ているとさまざまな声を発しています。「おなかがすいた」「つまらない授業だ」「できてうれしい」 いろんな声がありますが、その一番奥底にあるのは「ぼくの光を見てください」「わたしの光も見てください」 という願いに違いありません。
子どもの胸のドキドキをキャッチしてあげたい。たとえ声にはならなくても、ハートの言葉に耳を傾けたい。かわいい者たちのいじらしい姿を見とってやりたい。
どの子も子どもは星です。みんなそれぞれが、それぞれの光をいただいてまたたいています。じっと見て耳を澄まし、子ども自身さえ知らずに持っている宝物を、一つでも多く見つけたいと思います。
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