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名前は特別な言葉です。自分のためだけに用意され、一生のあいだ名乗り・呼び続けられる言葉です。幼いころ、毎日数え切れないほどたくさんの名を呼ばれて育ちました。 しかし大人になるにつれ「美しい祈り」を授かる機会が減っていきます。私の場合、今ではもう祈りを授かる機会がほとんどありません。 この世に存在するものには必ず名前があります。名前があるものは、その存在を求められているからです。 子どもだってきっとそうです。一人一人は、なくてはならない存在です。どの子もどの子も祈りの実です。天が授けてくれた祈りの実です。その名をその祈りを、大切に呼びかけたいと思います。 |