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子どもには「あれをしなさい」「こうでなければならない」と言う毎日です。よりよく成長してほしいと願うから、つい口やかましくなります。でも、 そんな子どもから私は、たくさんのことを学んでいます。 子どもは“身のほど知らずに伸びたい人”です。一歩でも前に進みたくてしかたがない。力をつけたくて希望に燃えている。その塊（かたまり）が、子どもなのだと思います。 そんな子どもを見ていると“美しい”と感じることあります。一心に歌を歌っているとき、持久走で必死に走っている姿、下書きの線を踏まないようにていねいに色を塗っている図工…。うまくできるとか能力が高いとかは全く関係なく、美しい姿に心打たれます。 至らないところはたくさんあるけれど、鍛えなければならないことがいくつもあるけれど、でも“今・このとき”完全であるという瞬間が確かにあります。そんな瞬間を一つでも多く共有したいものです |