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朝の会で「記念樹」という歌を歌っています。子どもたちに「この歌好き？」と尋ねると必ず「すきー」という返事が返ってきます。“夕暮れの校舎、校庭の隅にみんなで植えた記念樹、いつの日にか遠いところで思い出すだろう”という歌詞は、温かく、何か懐かしい気持ちになります。
この子たちが大きくなって、ランドセルを背にした小学生を見たとき、何を思い出すんだろう。２年生の思い出は、何かな？ 大プールで泳げるようになったことかな。逆上がりができて、思わずとび上がって喜んだことかな。図画で賞状をもらったことかな。けんかして泣いちゃったことかな。
思い出のいっぱいある子はいいな。だってその子の生きていた印が、あそこにもここにも残っていて、どこへ行っても、胸がふっくらあたたかくなるもんな。
２年生もあと少し。大人の故郷は過去にありますが、子どもの故郷は未来にあります。この子たちが大人になったとき、素敵な故郷になるような思い出を、一つでも多く作ってあげたいです。
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