６年　　国語

　　　川とノリオ５　〜発問構想〜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 森竹　高裕

本実践は、学期末のあわただしい時期におこなったため、十分な時間をかけ
ることができなかった。授業を振り返って、以下にあげるような発問を取り
入れたいと考えた。

発問１　ノリオの気持ちが一番高まったときはいつですか。

　・< また八月の六日がくる > で「母ちゃん帰れ、母ちゃん帰れよう」と
　　言っている。

発問２　母ちゃんが死んで２年もたってから初めて、ノリオは母ちゃん 　　　　に帰ってきてほしいと思ったのですか。

　・もっと前から帰ってきてほしいと思っていたはず。

発問３　母ちゃんに帰ってきてほしいと思い始めた（ノリオの気持ちが 　　　　変化した）のはいつからですか。

　・< 八月の六日 >

発問４　 < また八月の六日がくる > のとき、ノリオは本当に「母ちゃ 　　　　んが帰ってくる」と思って叫んでいるだろうか。

　・帰ってくるとは思っていない。
　・母ちゃんがいたらいいなという気持ちを抑えきれなかった。
　・母ちゃんが死んでから２年間の胸の中にためてあったものが爆発した。
　・これからは一人で生きていこうとする決心をした。

発問５　この作品の中で、一番大きな対比は何ですか

　・川（変わらないもの）←→ノリオ（変わったもの　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　変わらねばならないもの）