小学部 Ｈグル−プ 学級活動学習指導案 森竹高裕
１．日 時
２．ねらい大人になる自然な変化として射精があることを理解し、その手当のしかたがわかる。またこれらの変化は決して恥ずかしいものではないことについて知る。お互いの成長を喜び、自他を大切に使用をする気持ちを持つ
３．展 開
教師の働きかけと予想される児童のあらわれ 留意点
二次性徴と月経についてふりかえろう < 二次性徴 >
大人になるために誰にでも起こる体の変化、個人差、
赤ちゃんを作る準備
< 月 経 >
卵巣から卵子が排出される。赤ちゃんのベットを作る
出欠や腹痛、月経のてあて
男の子の二次性徴である射精や精子について知ろう 精子
赤ちゃんを作るもとになっている。卵子だけでは赤ち
ゃんはできない
射精のおこるしくみ
・精巣で精子が作られて、ペニスから体の外へ出る
・射精するときには、ペニスが勃起する
・自然に精子が出る場合と自分で出す場合がある
大人になることは恥ずかしいことだろうか ハサミでチン毛を切ったことについて
・べつに切ることはない
・恥ずかしい気持ちは分かるが隠していればいい
・自分の体を切ったりするのはよくない
修学旅行に行きたくないと言っている成瀬君に何と言っ
てあげたいですか
・誰だってなるんだ
・べつに冷やかしたりしないし、冷やかすのはおかしい
性器を清潔にするように心がけよう ・包皮と亀頭の間には、分泌物や垢がたまりやすい
・男子も女子も性器を清潔にすることこれまで学習してきたことを簡単に振り返り、二次性徴や月経が恥ずかしいものではなく、喜ばしいものであることを押さえる。
月経のしくみの絵、二次性徴のカード
二次性徴と同様、射精も喜ばしいものであることを押さえる
夢精や自慰は悪いことではないことについて話をする
射精のしくみの絵、VTR:僕の体・私の体、ｺｯﾌﾟから溢れる水
個人差にも触れ、大人になる上で射精や発毛があることは恥ずかしいものではないことについて理解する
成瀬君の作文
男女とも自分の大切な体を清潔に保つ気持ちを持って欲しい
包茎についても軽く触れる
資料
ものすごいショックだった これは，ぼくのことです。
夏休みのはじめころ，夜，おふろに入ったときのことだった。せんめんきにお湯を入れて，かたからバチャッ−とお湯をかけて，ぼくは
「さあ，はいろう」
と思って，片足をおふろの中にいれた。そのとき，ぼくの足のあたりを見たら，おちんこにうすい毛がはえていた。ぼくはものすごくびっくりして，あわててお風呂に入ってしずんだ。
胸がドキドキなってきたけど，立つ気になれないんだ。そんなこと今まで思ってもみなかったし，だって毛がはえるのはもっとあとっていうか，大人になってからやと思っていた。なんか，ウソだったような気がして，もうよう見ずに洗わんこな（洗わないままに）出てしまった。あわててふいて，よけいそこのところは見んようにして，パンツをはいてしまった。
ねどこに行っても，毛のことばかりが気になって，胸をおさえるとまだドキドキしていた。ちょっとおちついたら
「さっきのは目がかすんで，風呂場の電気のかげんでみえたんだで。ちがっとったんやないかなあ」
と思うて，ねどこから出ていって，スタンドをつけて，もういっぺんパンツをぬいで，しっかり見た。やっぱりはえていた。
「あ−あ，何でこんなに早くはえたのかなあ」
と思ってショックやった。
もうすぐ修学旅行だ。もしお風呂で，友達に見られたらなんて言われるだろう？「や−い！もうチン毛 はえてんのかよ〜」
っていわれるのかな。ぼくは少しこわかったけど，はさみでチン毛を切ってしまった。はずかしいから，友達にみられたくない。修学旅行にいくのがいやだなあ。